1か月健診でよく聞かれること#5目やに

よく聞かれること

1か月健診でよく聞かれること、第5回は「目やに」です。

鼻涙管閉塞

赤ちゃんはよく目やにが出ます。

多くは鼻涙管という涙の通り道が細くて涙目になりやすく、それに伴って目やにが出ている状態のことが多いです。

鼻涙管閉塞になると、涙がうまく流れず、細菌感染を起こすことがあり、目やにが出るようになります。

マッサージと点眼薬

対処法としては、目やにに気づいたらその都度拭き取ってあげること、そして、目頭のマッサージをして涙の通りを良くすることです。

涙管の上部を空にするために鼻の外側で目を押し上げるように、強い力で涙管を上方にマッサージします。これを1日数回行います。場合によっては、マッサージの後に抗菌薬の点眼をします。

このようなマッサージと点眼薬だけで鼻涙管が自然に開通して目やにも良くなることがあります。

まずは小児科で相談をしてみてください。

点眼薬を使って目やにがよくなっても、点眼をやめるとまた目やにが出る、または全くよくならない場合は、鼻涙管閉塞のため処置が必要になることもあるのでその場合は眼科で相談してください。

<参考>

周産期医学2019年49巻増刊号 周産期相談310お母さんへの回答マニュアル

『ノーマルチャイルド』R.S.イリングワース

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