1か月健診でよく聞かれること、第2回は「おむつかぶれ」です。
なんでおしりがかぶれるの
赤ちゃんはうんちがゆるく、回数も多いです。
ミルクを飲むたびにうんちが出る赤ちゃんも多いです。
ミルクや母乳しか飲んでないので、大人だったら下痢だよねっていうくらいのゆるさが普通です。
だからこそ、おむつかぶれも起こりやすいのです。
おむつの中は高温多湿。おしりの皮膚がふやけて傷つきやすくなります。場合によってはカビが皮膚炎を起こしてしまうことも。
皮膚が赤くなったり、ひどくなるとぶつぶつが出たり皮膚がめくれたりします。
おむつを替えるときに痛くて泣いてしまうとかわいそうですよね。。。
うんちをこまめに替える、刺激しない
対処法としては、まずはうんちやおしっこがお尻に接する時間をできるだけ短くすること。
少しずつうんちをするので大変ですが、うんちやおしっこはこまめに替えてあげましょう。
おしりはお風呂のときにお湯できれいに洗い流してあげます。
ひどくかぶれているときには、日中に追加でおしりだけ洗ってあげてもいいですが、タオルなどでこすって刺激するのはよくありません。
お風呂の後でおしりを拭くときも、こするのではなくタオルで抑えて水分を拭き取ってあげてください。
おむつ替えの時も、おしり拭きでこすらないように気をつけてください。水に浸したガーゼで流すように優しく拭いてあげるのもいいかもしれません。
軟膏を塗る
お薬としては、亜鉛華軟膏をよく使います。
これを、塗り込むのではなくて、べったりと厚く置くように塗ります。軟膏で蓋をするイメージです。
おむつを替えるときにこの軟膏も取れてしまうので、また塗り直します。
おむつ替えのたびにきれいに拭き取る必要はないので(むしろこすると刺激になってしまいます)、お風呂のときに1日1回きれいに洗い流してあげるとよいでしょう。
おむつかぶれがなかなか治らない時は、カビが原因のこともあります。その場合は抗真菌薬を使って治療をします。小児科で相談をしてみてください。
うんちの色にも注意
うんちでもうひとつ気をつけてほしいのは、色が白くないか、ということです。白色便は、先天性胆道閉鎖症などの一症状のことがあります。
逆に緑色でびっくりするお母さんもいますが、これは問題ありません。ときどきにおいがきつくて心配、と言われることもありますが、問題ないことがほとんどです。
うんちに血液が混じっている場合は病院で診てもらった方がよいです。問題ないこともありますが、他の病気のこともあるので、小児科で相談をしてください。
母子手帳にも、うんちの色をチェックするカードがついているので、2-3か月くらいまではうんちの色は気をつけて見てあげてください。
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